米フロリダ高校銃乱射、17人殺害の被告に終身刑を勧告
(CNN) 2018年2月に米フロリダ州のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で起きた銃乱射事件で、生徒14人と学校職員3人の計17人を殺害した罪に問われているニコラス・クルーズ被告(24)に仮釈放のない終身刑が言い渡されることになった。
フロリダ州の陪審団が終身刑を勧告した。判決は11月1日に言い渡される。
クルーズ被告の量刑の審理は数カ月に及んだ。検察側は犯行が凶悪で残酷などと主張し、陪審団に死刑を求めていた。
しかし、フロリダ州法で要求される陪審員全員一致の推薦がなければ、クルーズ被告の量刑は終身刑となる。また、判事は陪審団の死刑回避の勧告に従わなければならない。
クルーズ被告は有罪を認めていたが、弁護人は被告が生涯を通じて精神疾患と発達の遅れに苦しんでいたと主張していた。