バイデン氏、G20でプーチン氏と会談する意向は「なし」
(CNN) バイデン米大統領が来月インドネシア・バリ島で開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議で、ロシアのプーチン大統領と会談する意向がないことがわかった。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は27日、「大統領はプーチン大統領と会談するつもりはないと言っている。それが現状だ」と報道陣に述べた。
バイデン氏は今月初めのCNNとの単独会見で、プーチン氏と会談するつもりはないが、会談を検討するかもしれない状況もあると語っていた。
「(プーチン氏と)会談を持つ意向はない。しかし、もし彼がG20で私のところに来て『(ブリトニー・)グライナーの解放について話したい』と言えば、私は彼に会うだろうが、それは場合による」とバイデン氏は述べた。グライナーさんは米女子プロバスケットボール選手で、ロシアで公判を受け勾留が続いている。
カービー氏によると、バイデン氏は中間選挙の数日後に開かれる今回のG20では同盟とパートナーシップに注力するという。
「バイデン大統領は、同盟とパートナーシップを強化するために米国が世界中で行ってきた仕事を誇りに思っている。大統領はそれに注力すると思う」とカービー氏は述べた。