ロシアがウクライナに戦術核配備なら「深刻な過ち」 バイデン米大統領
(CNN) 米国のバイデン大統領は、ロシアがウクライナに戦術核兵器を配備すれば「深刻な過ち」を犯すことになると述べた。
ロシア当局はウクライナが戦場で「汚い爆弾」を使用する準備を進めている可能性があると警告しているが、西側諸国の指導者はそうした主張はうそだと否定している。
ロシア当局によるこうした発言を受けて、ロシアがウクライナでの戦争を拡大させる口実として、汚い爆弾による攻撃を仕掛ける準備を進めている可能性があるとの懸念が広がっている。
バイデン氏は25日、こうした問題の協議に1日の大部分の時間を費やしたと述べた。
バイデン氏はCNNの記者からロシアの意図について質問を受けると、「今日は、その話をするのに、多くの時間を費やした」と述べた。
バイデン氏は「もしロシアが戦術核兵器を使用するなら、信じられないほど深刻な過ちを犯すことになるとだけ言っておこう」と語った。まだ「偽旗作戦」であるとは断言できないとも述べた。
米当局者によれば、ロシアが現在、ウクライナの戦場で、汚い爆弾のような非通常兵器を使用する準備を進めているという証拠はないという。