バイデン氏、２５日に追加接種　オミクロン対応の２価ワクチン

ワシントン（ＣＮＮ） バイデン米大統領は２５日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種を受ける。ホワイトハウスの報道官が２３日夜に発表した。

追加接種に使われるのは、従来株に加えてオミクロン株の派生型「ＢＡ．４」「ＢＡ．５」にも対応する２価ワクチン。米食品医薬品局（ＦＤＡ）が５歳以上を対象とした追加接種への使用を承認している。

バイデン氏は３月末に２回目の追加接種を受け、７月に新型コロナに感染した。米疾病対策センター（ＣＤＣ）は感染後の追加接種について、３カ月の間を置くことを勧めている。

米国内ではＦＤＡが８月末に２価ワクチンを承認してから、ゆっくりとしたペースで接種が進められてきた。ここ数週間は加速しているが、冬が近づいて屋内での活動が増え、インフルエンザのシーズンも始まることから、政府は新たな感染拡大を警戒し、接種を急ぐよう呼び掛けている。

米国内では現在もＢＡ．５が主流だが、世界各地で新たな変異株も勢いを増し、冬の流行が懸念されている。