トランプ氏、最高裁に納税申告書の下院への公開差し止め求める
(CNN) 米国のトランプ前大統領は最高裁に対し、自身の納税申告書を内国歳入庁(IRS)が民主党主導の下院の委員会へ公開するのを差し止めるよう求めた。
31日に最高裁への緊急要請という形で提出した。先週には連邦控訴裁判所が、申告書を下院歳入委員会へ近く公開することについて認める判断を下していた。
上記の公開は、下院がトランプ氏の納税申告書を入手する最も直接的な手段となる。下院は数年にわたり、異なる複数の経路からの入手を目指していた。
トランプ氏のチームが新たに提出した文書は、最高裁に対し、納税申告書の公開を2日までに停止するよう求めている。公開を認める控訴裁の判断は、3日に発効する。
トランプ氏は最高裁に向け、「議会が立法権を行使して大統領の納税申告書を要求したことは一度もない」と主張。控訴裁の判断は「広範囲に影響を及ぼす」と警告した。