米下院共和党トップ「バイデン氏から祝電」 議長就任に自信示す
(CNN) 米下院共和党トップのマッカーシー院内総務は11日夜のFOXニュースの番組で、バイデン大統領から前日に祝福の電話を受けたことを明らかにした。
マッカーシー氏は「短かかったが、彼はただ私に電話をして、その点から祝福し、協力できる部分について話したかったのだろう」と述べ、「私は米国を第一に考え、正しい方向に我々を導ける人物なら誰でも協力する」と続けた。
「彼は私を祝った。我々が過半数を制していないと思っている人には、少なくともジョー(バイデン大統領)は我々が制したと思っていると伝えたい」(マッカーシー氏)
CNNの予測では、民主、共和のいずれが下院の多数党となるかは判明していない。
ホワイトハウスはバイデン氏が10日にマッカーシー氏に電話したことを確認したが、内容は明かさなかった。
マッカーシー氏はこの電話で、エネルギーの独立性や国境の安全など共和党の優先事項をバイデン氏に伝え、「もしこうした項目で協力の意思があるなら、我々もあなたに協力する」と話したという。
マッカーシー氏はまた、議長となるのに必要な票を党内右派から得られないのではないかとの臆測を否定し、「心配していない」と語った。「我々は小差の多数派になるので、団結していくことになるだろう」とも話した。
獲得議席数が予想より少なくても、目標は達成されたと強調。「過半数をとること、バイデン氏の計画を止めること、(下院議長の)ナンシー・ペロシ氏を解任すること、すべてが達成された」と述べた。