バイデン米大統領、80歳の誕生日迎える 健康面で不安の声も
(CNN) 米国のジョー・バイデン大統領が20日、80歳の誕生日を迎えた。80代の米大統領は史上初。
バイデン氏は、再選に向けて大統領選に出馬するのかどうかという臆測に直面しているが、大統領職を務めるには年齢が高すぎるとの疑問も出ている。
ホワイトハウスによれば、バイデン氏はジル夫人が主催したブランチで誕生日を祝った。ジル夫人は、バイデン氏がろうそくを吹き消す様子をうつした画像をツイッターに投稿した。
今回のブランチには、19日にホワイトハウスで行われたバイデン氏の孫娘の結婚式のために滞在していた家族のメンバーも出席した。
情報筋2人によれば、結婚式のタイミングは偶然ではなく、年齢について、バイデン氏が目立たせたくない問題だとの見方を示した。
バイデン氏は年齢にまつわる有権者の不安を拭い去ることができておらず、失言や文字通りのつまずく様子が健康や頭脳の明晰(めいせき)さに対する懸念を強めている。
バイデン氏が再選を果たした場合、2期目の終わりには前例のない86歳となっている。過去の高齢の大統領経験者と比較すると、ドナルド・トランプ氏が大統領職を退いたときは74歳、ロナルド・レーガン氏が2期目を終えて大統領職を退いたのは77歳のときだった。