ウクライナ侵攻の総司令官交代、ロシアの「体系的な課題」反映 米国防総省
(CNN) 米国防総省のライダー報道官は、ロシア軍がウクライナ侵攻の総司令官に新たな人物を示した人事について、ロシアが抱える「体系的な課題」を反映したものだとの見解を示した。
ロシアは軍制服組トップのゲラシモフ参謀総長を総司令官に任命。ライダー氏は「ロシア軍が侵攻当初から直面する体系的な課題の一部」を反映した人事だと指摘した。
そうした課題とは「兵たんの問題、指揮や統制の問題、維持の問題、士気、自ら設定した戦略目標を達成できないこと」だと言及。今後もロシア軍の人事を注視していく姿勢を示した。
ライダー氏は「世界が求めているのは多くの幹部のすげ替えに時間を割くことではなく、ウクライナからの撤退と無実の人々の命を救うことだろう。ロシア兵とその家族もきっとそれを願うだろう」とも語った。