76歳妻、終末期の夫を病院で射殺 自分は死にきれず 米フロリダ州

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米フロリダ州の病院で、76歳の女性が入院中の夫の頭を銃で撃って死亡させ、警察に拘束された/WESH

米フロリダ州の病院で、76歳の女性が入院中の夫の頭を銃で撃って死亡させ、警察に拘束された/WESH

(CNN) 米フロリダ州デイトナビーチの病院で、76歳の女性が入院中の夫の頭を銃で撃って死亡させ、警察に拘束された。警察は、夫婦で心中を図ったとみて調べている。

事件は21日に発生した。デイトナビーチ警察の記者会見によると、死亡した男性(77)は回復不可能な病気で病院に入院。3週間前に妻と計画を立て、自分の容体が悪化したら「それを終わらせる」ことにしていた。

男性は自分を銃で撃とうとしたが、体が弱っていてできなかった。妻は夫の後を追うつもりだったが「やり遂げられなかった」と話しているという。

妻は夫を射殺した後、病室に立てこもった。

警察は午前11時半ごろ、病院に駆けつけて女性の説得に当たり、午後3時ごろに取り押さえた。女性は殺人の罪に問われている。

事件が起きた病院の11階は、人工呼吸器を着けた患者が多く、簡単には避難させることができない状況だった。

女性が病院に銃を持ち込んだ経緯や、病院に金属探知機があったのかどうかなどは不明。使われた銃も判明していない。

同病院に勤務する医師は、救急病棟で勤務中に銃撃事件のことを知り、看護師と一緒に備品室に隠れたと話している。

備品室から出ることができたのは、約1時間半後だった。

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