中国、ロシアにドローンや弾薬の供与検討か 米諜報に詳しい情報筋

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ロシアと中国の国旗のみが風にはためくロシア・サンクトペテルブルクのホテルの屋上/Dmitri Lovetsky/AP

ロシアと中国の国旗のみが風にはためくロシア・サンクトペテルブルクのホテルの屋上/Dmitri Lovetsky/AP

ワシントン(CNN) 米国はこのほど、中国政府がロシアにウクライナ戦争で使用するドローン(無人機)や弾薬を供与することを検討しているとの諜報(ちょうほう)を入手した。諜報の内容に詳しい情報筋3人が明らかにした。

中国政府はまだ最終決定を下していないとみられるが、中ロ間で装備品の価格や規模をめぐる交渉が進められているという。

情報筋によると、ロシアはウクライナ侵攻開始以来、中国にドローンや弾薬を繰り返し要請してきた。中国の指導部はここ数カ月、殺傷兵器の支援を行うかどうか積極的に検討しているという。

米情報当局は今回、中国が供与に傾いていることを示唆する情報を入手。中国が供与に踏み切り、後戻りできない点を越えて世界で「のけ者」扱いされる事態を防ぐため、米国と同盟国は先週、中国の対ロシア軍事支援について公に警告を発し始めた。

米国家安全保障会議と国務省はコメントを控えた。CNNは中国とロシアの在米大使館にコメントを求めている。

中国外務省の報道官は24日、殺傷兵器をロシアに売却する可能性について問われ、「中国は軍事輸出に関して常に慎重で責任ある方針を取ってきた。紛争地や交戦国に対する武器売却は一切行わない」とした。

ドローンや弾薬の提供が決まれば、中国の対ロシア支援は大幅にエスカレートすることになる。これまでのところ、中国の援助はヘルメットや防弾チョッキ、衛星画像のような非殺傷性の装備品に限定されている。

中国が攻撃ドローンをロシアに供与する可能性については、ドイツ誌シュピーゲルが最初に報じた。

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