米、台湾軍の訓練を拡大へ 参加する米兵を増やす方針

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軍事訓練を行う兵士=1月6日、台湾南西部の軍事基地/Taiwan Presidential Office/AP

軍事訓練を行う兵士=1月6日、台湾南西部の軍事基地/Taiwan Presidential Office/AP

(CNN) 米国が台湾軍の訓練に当たる米兵の数を今後数カ月のうちに増やす計画であることが分かった。複数の米当局者が明らかにした。

追加で訓練に参加する米兵の人数は不明。

台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は21日、訪台した米連邦議会の超党派議員団に対し、両軍は「一段と緊密」に協力して「軍事交流を強化」する方針だと述べていた。

台湾入りする米兵の数がわずかに増えるだけでも、中国との緊張は高まる可能性がある。米国はこのところ台湾周辺での態勢を強化しており、台湾に近い沖縄や米領グアムで兵力を増強。これに対し中国は、米国が地域の平和と安定を損なっていると非難している。

米中の摩擦はインド太平洋地域のみにとどまらない。ブリンケン米国務長官は今週、中国がウクライナでの戦争を支援する目的で、ロシアに殺傷兵器を供与する可能性があると指摘。一方、中国外務省は米国や北大西洋条約機構(NATO)による中傷だと反論した。

ただ、台湾が米中関係の最も敏感な火種であることはほぼ間違いない。

蔡氏は2021年に行ったCNNとの単独インタビューで、米軍要員が台湾に駐留していることを認めたものの、「人々が考えるほど多くはない」と述べ、台湾は「防衛力強化をめざし米国と幅広く協力」していると言い添えていた。

米国務省のデータによると、米国は近年、20~40人の兵士を台湾に駐留させている。その大半は事実上の米大使館「米国在台湾協会」の警備に当たる海兵隊員となる。

訓練の拡大については、米紙ウォールストリート・ジャーナルが最初に報じた。

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