戸口で衝突音、ドアから出ようとしてワニに噛まれ負傷 米
(CNN) 米マイアミ州の魚類野生生物保護当局は19日までに、同州デイトナビーチの民家で衝突音のようなものを聞きつけた56歳男性が戸口のドアを開けて外に出ようとしたところ、ひそんでいたワニのアリゲーターにももを噛(か)まれ、負傷する騒ぎがあったと報告した。
病院に搬送されたが、命に別状はない。ワニの体長は9フィート(約2.7メートル)だった。男性は「ワニも驚いただろうが、私も同様に驚かされた」と振り返った。
CNNの取材に応じた魚類野生生物保護当局によると、騒ぎは今月4日に発生。通報を受け、問題のワニを周辺地区から排除するためワニ捕獲の要員を派遣したという。
地元テレビWKMGによると、男性はテレビを見ていた際、衝突音に気づいていた。ドアを開けて外に踏み出したところ、足が締めつけられたような状態になり、その後に非常に激しく揺さぶられたという。
同当局は公式サイト上で、気候が暖かくなるにつれてワニを見かける機会が普段より増えると住民に説明。夕暮れから夜明けにかけて活動が最も活発になるとも指摘した。いかなる時でもワニとの間に安全な距離を確保すべきだとも説いた。
フロリダ州に生息するアリゲーターは約130万匹。当局は体長4フィートあるいはそれ以上大きく、住民や野生生物に脅威を及ぼすワニは通常、安楽死の処分にしている。