舌を切り取られた牛6頭の死骸発見、警察が捜査 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州東部の幹線道路添いで、牛6頭の切り刻まれた死骸が見つかった。死骸は舌が完全に取り除かれていたことから、当局が捜査に乗り出した。
同州マディソン郡保安官事務所の19日の発表によると、同郡の牧場主から、6歳のロングホーンクロス種の切断された死骸が横たわっていると通報があった。
牛は舌を切除されていたが流血はなく、片方の口の周りの皮は「まっすぐ、きれいに、見たところ精巧に」はぎ取られていたという。
この牛の死骸について捜査する過程で、ほかにも5頭の牛が同じような状態の死骸で見つかっていたことが判明。それぞれ別の牧場や違う群れにいた牛で、発見場所は同じ幹線道路沿いの別々の場所だった。
このうち2頭は円形の切断が施され、肛門と外性器が切り取られていた。「円形の切断は、それぞれの牛のあご周りの切断と同じ精巧さで施されていた」と保安官事務所は説明する。
牛が暴れたり血が流れたりした形跡はなく、死骸の周りに足跡やトラックのタイヤ痕は見つからなかった。
米国内では同様のケースが複数報告されているといい、マディソン郡保安官事務所が他の捜査当局と連携して情報提供を募っている。
6頭の死因は現時点で分かっていない。