米ホワイトハウス、下院議長に異例の賛辞 ウクライナ支援めぐる発言で
(CNN) 米ホワイトハウスのジャンピエール報道官は2日、マッカーシー下院議長が米政権のウクライナ支援を支持すると発言したことを歓迎し、異例の賛辞を贈った。
ジャンピエール氏は記者会見の中で、マッカーシー氏がウクライナ支援の重要性に同意し、ロシア国営メディアのプロパガンダ(宣伝)に反論したことをうれしく思うと述べた。
マッカーシー氏は1日、訪問先のイスラエルでロシアの記者から、米国からウクライナへの支援について質問を受けた。
記者はマッカーシー氏が支援を支持していないとの認識を示したのに対し、同氏は「それは違う。私はウクライナ支援に賛成票を入れた。支援を支持している」と答えた。
さらに「あなたの国がウクライナでしてきたことを支持しない」として、ロシアによる子どもたちの殺りくに言及。「私たちは支援を継続する。それが正義であると世界中が認めているからだ」と語った。
マッカーシー氏はこれまで、ウクライナ支援に支持を表明する一方、バイデン政権が求めている支援を際限なく認める「白地小切手」は支持しないと述べていた。
ジャンピエール氏はこれを受け、ウクライナ支援をめぐっては今までも「幅広い超党派の支持」が不可欠だったと強調。「今後も支援を続けることが重要だ」と述べ、マッカーシー氏の口からそれが聞けてよかったとコメントした。