潜水艇不明、米海軍が18日に圧壊音検知 捜索チームに伝達
(CNN) 米海軍が18日、豪華客船タイタニックの見学に向かった潜水艇と母船の通信が途絶えた海域一帯で、圧壊に相当する音響信号を検知していたことが分かった。米海軍幹部が22日、CNNに明らかにした。
海軍はこの情報を直ちに捜索活動を指揮する現場責任者に伝え、捜索海域を絞り込むのに役立ったという。
ただ、軍幹部によれば、圧壊の音は「決定的なものではない」と判断され、多国籍チームによる潜水艇の捜索はその後も捜索救助活動として続けられた。この幹部は「人命を救える可能性が少しでもあれば、任務を継続する価値がある」と話した。
海軍が検出した音響信号については、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に報じた。
米沿岸警備隊は22日、不明潜水艇で「壊滅的な圧壊」が起こり、乗っていた5人全員が死亡したとの見解を発表した。