米、クラスター弾含む新たな対ウクライナ軍事支援を発表へ 当局者

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(CNN) 米国は7日、ウクライナへの新たな軍事支援策を発表する見通しとなった。国防総省の当局者がCNNに明らかにした。クラスター弾も初めて盛り込まれる見込みだという。

CNNは先週、ウクライナが反転攻勢で大きな戦果を挙げるのに苦慮する中、バイデン政権が論議を呼ぶ兵器であるクラスター弾の供与承認を検討していると伝えていた。弾薬不足についてはウクライナのゼレンスキー大統領も懸念を表明している。

複数の当局者によると、過去2週間の戦況の変化がきっかけとなり、米当局者はクラスター弾について改めて真剣に検討したという。

クラスター弾は広範囲に「子弾」をまき散らす。着弾時に爆発せず、地雷と同様に遭遇した人に長期的なリスクを及ぼしうることから、100カ国以上によって禁止されている。ただ、米国とウクライナは禁止条約の署名国ではない。

米国はDPICM(二重用途改善型通常弾薬)と呼ばれるクラスター弾を備蓄しているものの、2016年に段階的廃止の措置を取った後は使用していない。

ロシアによる昨年2月の侵攻以降、ウクライナ、ロシア両国ともクラスター弾を使用しており、最近ではウクライナがトルコから供与されたクラスター弾の使用を開始している。

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