ペンス氏、ウクライナのNATO加盟は「戦争に勝ってから」

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米共和党大会に出席したペンス前米副大統領=6月10日、米ノースカロライナ州グリーンズボロ/Jonathan Drake/Reuters

米共和党大会に出席したペンス前米副大統領=6月10日、米ノースカロライナ州グリーンズボロ/Jonathan Drake/Reuters

(CNN) 米共和党のペンス前米副大統領は11日、CNNの番組でウクライナ情勢について語り、同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟は戦争終結後に考えるべきとの見解を示した。

ペンス氏は番組の中で、米国が「自由世界と民主主義の兵器庫」を率いる立場から、ウクライナへの支援を続けることは重要だと強調。そのうえで「NATO加盟の問題については、(ウクライナの)ゼレンスキー大統領とも話した通り、戦争に勝つまで待つべきだと考える」と述べた。

バイデン米大統領も先週、CNNの単独取材に対し、ウクライナのNATO加盟を検討するにはまず戦争の終結が必要だと語っていた。

ただし、2024年大統領選への立候補を表明しているペンス氏は、再選を目指すバイデン氏や、党候補指名を争うトランプ前大統領との違いを強調。バイデン氏の外交政策を批判し、トランプ氏が「私なら24時間で戦争を終わらせる」と公言したことに対しては「24時間で終わらせる唯一の道は、プーチン(ロシア大統領)に欲しいものを与えること。米国がウクライナにそれを促すなど、もってのほかだ」と力説した。

ペンス氏は一方で、プーチン氏への強硬姿勢を貫いたトランプ前政権の政策を擁護した。

ペンス氏は共和党から大統領選に出馬表明した候補者の中でただ一人、ウクライナを訪れている。先月の訪問でゼレンスキー氏と会談し、勝利達成まで全力で支援を継続すると約束した。

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