キャンプ場での女児連れ去り、容疑者は身代金を要求していた NY州
(CNN) 米ニューヨーク州北部のモローレーク州立公園で家族とキャンプをしていた女児(9)が行方不明になり、2日後に無事発見された事件で、誘拐容疑で逮捕された男(46)は身代金要求の手紙を書いていたことが分かった。
女児は9月30日に行方が分からなくなり、2日に無事見つかった。家族は3日、大規模な捜索を展開した捜査当局や地域住民らに感謝する声明を発表した。
州警察によると、身代金要求の手紙は2日未明、家族が住む家の郵便受けに入っていた。両親はこの時、まだキャンプ場で女児を捜していた。自宅を監視していた警察が手紙を見つけ、検出された指紋から容疑者を特定した。
容疑者の指紋は1999年に飲酒運転で捕まった時、データベースに登録されていた。
警察は携帯電話の信号や入園者の記録なども分析し、容疑者が州立公園から約30キロ離れた母親のトレーラーハウスにいることを突き止めた。
2日午後6時半ごろ、州警察と連邦警察の特殊部隊がヘリコプターで出動し、中に踏み込んで容疑者を逮捕。続いて、収納家具に閉じ込められていた女児を発見した。女児には外見上けがはなく、健康診断のために運ばれた病院で両親と再会した。
容疑者は同州サラトガ郡の拘置施設に収容された。罪状はさらに追加される見通し。6日に予備審問が予定されている。