ユダヤ人団体が全米で抗議デモ、即時停戦とパレスチナ人の公正訴え
活動家たちは米政府に対し、イスラエル支援の停止を要求した。こうした支援は「パレスチナ人の大量殺人を助長し資金を提供する」とワイズ師は言う。
この行動で逮捕されたワイズ師を含む355人の活動家は、ほとんどがユダヤ人だった。
全米では数千人のユダヤ系米国人が抗議集会を継続し、バイデン大統領や議員に対してイスラエルを抑制するよう求めている。一般市民の死者が増え続けることは、ハマスの奇襲攻撃に対する答えにはならないと参加者は訴える。
「祖先がホロコーストを経験したユダヤ人として、(イスラエルの)ネタニヤフ首相やガラント国防相が『闇の子どもたち』『人間のような動物』といった言葉でパレスチナ人を形容するのを聞くと、骨身に染みるように感じる」。ワイズ師の団体と共にデモを組織した「イフナットナウ」の政治局長エバ・ボルグワルト氏はそう語った。
「その言葉が行き着く先を私たちはよく知っている。彼らが明らかに意図しているジェノサイド(集団殺害)を阻止するために、私たちはここにいる」
ワイズ師は釈放された直後、パレスチナ人の親友の1人がイスラエルのガザ空爆で家族全員を失ったことを知った。
「『誰にとっても二度と繰り返してはならない』と叫ぶことが大切だ」とワイズ師は訴えている。「歴史から何かを学べるとしたら、私たちは例外なく、パレスチナ人も含めて全ての人のために立ち上がらなければならない」「ユダヤ人の安全のためにパレスチナ人を犠牲にすべきという組織からは身を引く。どちらか一方ではない。全員がそうなるか、誰もそうならないかのいずれかだ」