グーグルマップ、イスラエルのライブ交通状況チェック機能を一時的に停止
ニューヨーク(CNN) 米グーグルは23日、イスラエルで提供している地図サービスの「グーグルマップ」と「ウェイズ」で、ライブ交通状況チェック機能を一時的に停止していることを確認した。イスラエルはパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻に向けた準備を進めている。
グーグルマップの広報は、「過去にも地域の紛争や状況の展開に応じてそうしてきたように、地元住民の安全を考慮して、ライブの交通状況や混雑情報を確認できる機能を一時的に無効にした」と説明した。
グーグルの広報は、現地の当局などと相談した上で今回の判断に至ったと話している。ただ、この機能が無効になるのがイスラエルなのか、ガザなのか、それとも両方なのかは明らかにしなかった。イスラエル国防軍の要請を受けた措置なのかどうかも明らかにしていない。
ロイター通信によると、グーグルは昨年、ロシアがウクライナに侵攻した後も同様の措置を講じ、ウクライナでリアルタイムの車両情報を一時的に無効化していた。
グーグルマップによると、目的地へ行くためのルート情報や、現状の交通状況を考慮した到着予定時刻に関する情報は引き続き利用できる。
グーグルは2013年、地図サービスを手がけるイスラエルのウェイズを買収し、22年にグーグルマップと統合していた。