米軍、シリア東部のイラン関連施設に新たな空爆

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米国防総省の建物/Joshua Roberts/Reuters/File

米国防総省の建物/Joshua Roberts/Reuters/File

(CNN) オースティン米国防長官は12日、シリア東部でイラン革命防衛隊(IRGC)の関連施設に対し、新たな空爆を実施したと発表した。米軍部隊の攻撃が続いていることに対する報復だと説明している。

オースティン氏によると、米軍はバイデン大統領から直接指示を受け、12日深夜に国境沿いの町アブカマル付近にある訓練施設と、マヤディン付近の隠れ家を攻撃した。

米国防当局者は12日の時点で、空爆の標的となった施設の破壊に成功したとの見方を示した。また、現場にIRGC系の民兵がいたことを確認したうえで、このうち何人が死亡したかは不明だと述べた。

米軍がシリア東部を空爆したのは、先月26日と今月8日に続いて3度目。イラクやシリアで米軍部隊の駐留施設に対し、IRGCがロケット弾やドローン(無人機)による攻撃を繰り返しているためとされる。

国防総省の報道官が9日に発表したところによると、米軍部隊への攻撃は先月17日以降で少なくとも46回に上り、少なくとも56人が負傷した。

米軍はパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘が周辺に拡大することを防ごうと、一連の空爆のほか中東に2つの空母打撃群と水陸両用即応軍を展開し、防空システムを追加配備するなどして、イランに抑止のメッセージを送っている。

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