CIA長官がイスラエル、エジプト、カタールの高官と会談へ 人質解放に向け議論
(CNN) 米中央情報局(CIA)のバーンズ長官が、イスラエル、エジプト、カタールの当局者らと会談し、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスにより拘束された残りの人質の確実な解放に向けた話し合いを行う見通しであることが分かった。計画に詳しい米当局者が明らかにした。
複数の情報筋によれば、バーンズ氏はイスラエルの情報機関モサドのバルネア長官、エジプト総合情報庁のカメル長官、カタールのムハンマド首相と今後の数日間で協議する予定。現状、ガザでの人質の解放と戦闘停止を巡る新たな合意の内容について、集中的な議論が行われてもいる。
上記の会合は欧州で開かれる見込みだと、当局者は述べた。CIAはコメントを控えた。ホワイトハウスはバーンズ氏による会合を確認していないが、25日には現行の人質協議を「慎重で深刻」な内容だと説明した。
ホワイトハウスのブレット・マクガーク中東政策調整官も今週、中東を歴訪し、人質解放の協議を継続している。これまでのところカイロとドーハを訪問した。
エジプトとカタールは、かねてハマスとの仲介で重要な役割を果たしている。具体的には一時的な戦闘中止や11月の人質解放を実現してきた。
バーンズ氏の計画は米紙ワシントン・ポストが最初に報じた。