繁華街で銃撃、12~17歳の7人負傷 未成年者の銃暴力に警察が憂慮 米インディアナ州
(CNN) 米インディアナ州インディアナポリスで3月30日深夜、大勢の未成年者が集まっていた繁華街で銃撃事件があり、12~17歳の子ども少なくとも7人が負傷した。
インディアナポリス警察の31日の発表によると、現地時間の30日午後11時半ごろ、パトロール中の警官がショッピングモール付近で銃声を聞き、現場に急行したところ、未成年多数が銃で撃たれて負傷していた。
負傷した7人は病院に搬送され、全員容体は安定しているという。
事件が起きた経緯や発砲した容疑者の人数は不明。31日午前の時点で容疑者は確保されていない。
警察は複数の銃が使用されたとみて現場で捜査を続けている。
インディアナポリス警察のターニャ・テリー副所長は「これほど多くの若者が銃暴力の被害に遭ったことを強く憂慮している」「またしても、若者が争いを銃暴力で解決している状況だ。これを食い止めなければならない」と強調した。
繁華街で開かれていた集会の内容は不明だが、警察はこの夜、大勢の子どもや若者の集団が繁華街を移動していることに気づいていたという。
インディアナポリスでは3週連続で週末に複数の死傷者を出す銃撃事件が発生しており、警察は繁華街に配備する警官を増員して警戒を強めていた。
テリー副所長はこうした事件の再発防止のため、保護者は子どもの居場所を把握するよう努めてほしいと訴えている。