83歳女性がバイソンに襲われ重傷 イエローストーン国立公園

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バイソンなどの野生動物に近づかないよう警告するイエローストーン国立公園の看板/Robert Landau/Corbis Documentary RF/Getty Images

バイソンなどの野生動物に近づかないよう警告するイエローストーン国立公園の看板/Robert Landau/Corbis Documentary RF/Getty Images

(CNN) 米イエローストーン国立公園で1日、83歳の女性がバイソンに襲われて重傷を負った。

3日の報道発表によると、バイソンは縄張りを守るために、角を使って女性の体を約30センチ持ち上げた。

女性は園内の診療所へ運ばれ、さらにヘリコプターでアイダホ州東部の病院へ搬送された。

当局者らは3日時点の女性の容体に言及しなかった。

公園当局によると、イエローストーンの動物で人間を負傷させる例が最も多いのはバイソン。普段はおとなしいが、脅威を感じると縄張りを守ろうとする。予想のつかない動きを見せ、人間の3倍の速さで走る。

雄の体重は900キロにも達するが、動きは敏捷(びんしょう)で、1.5メートルの障害物を飛び越えることができる。

公園当局は、バイソンやヘラジカ、オオツノヒツジ、シカ、コヨーテなど大型の動物からは25メートル以上、クマやオオカミからは100メートル以上の距離を保つよう呼び掛けている。特にこの時期は、ヘラジカの子にうっかり近づいて親に襲われる危険性が非常に高いという。

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