米各地で最高気温の記録更新、デスバレーで53.3度

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涼をとる音楽イベントの参加者=5日、オレゴン州ポートランド/Jenny Kane/AP

涼をとる音楽イベントの参加者=5日、オレゴン州ポートランド/Jenny Kane/AP

(CNN) 米西部から東部にかけての広い地域が猛暑に見舞われている。過酷な暑さで知られるカリフォルニア州中部デスバレーは6日、過去最高の約53.3度を記録した。

国立気象局(NWS)によると、6日には全米の三十数カ所で最高気温を記録するか最高気温に並んだ。西部一帯で7日現在、計7000万人近い住民が高温警報の対象になっている。

危険な暑さは週明けにかけて続くとみられ、さらなる記録更新も予想される。今後7日間に約37.8度以上の暑さにさらされる住民は、米本土全体で4000万人近くに上る見通しだ。

6日の気温は、デスバレーで2007年の同じ日に観測された記録を上回ったほか、ネバダ州ラスベガスでも観測史上最高タイの約46.1度、アリゾナ州キングマンでこれまでの最高記録を上回る約42.8度に達した。

ラスベガスはさらに7日、約48.9度の暑さとなり、記録を更新したとみられる。

同市では3日から連日、気温が約43.3度を超えている。この暑さは少なくとも14日まで続き、連続記録を更新することが確実視されている。

カリフォルニア州北部のサクラメント都市圏でも過去最高の約48.3度を記録した。

デスバレーでは10日夜まで50~54度の酷暑が続く見通し。9日には約54.4度まで上昇する可能性がある。

ラスベガスやデスバレーでは最低気温が約32.2度以上の超熱帯夜が続くとみられ、健康への影響が懸念される。

北西部のオレゴン州、ワシントン州も記録的な暑さに見舞われている。内陸部では9日まで連日、37~38度の猛暑が続く見通しだ。

カリフォルニア州などでは厳しい暑さの中で大規模な山火事が続き、消火作業が難航している。

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