警備応援の警官5人が男を射殺、両手にナイフ所持と説明 米共和党大会会場付近

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応援の警官が男を射殺したことについて記者団に説明するミルウォーキー警察の署長/Alex Brandon/AP

応援の警官が男を射殺したことについて記者団に説明するミルウォーキー警察の署長/Alex Brandon/AP

(CNN) 米共和党全国大会が開かれているウィスコンシン州ミルウォーキーで16日、会場周辺警備のために応援配備されていたオハイオ州コロンバス警察の警官が、男1人を射殺した。地元警察によると、男は両手にナイフを持ち、別の男性に襲いかかろうとしていたという。

ミルウォーキー警察のジェフリー・ノーマン署長が記者団に語ったところによると、コロンバス警察の警官は、2本のナイフを持った男と無防備の男性のけんかを目撃して割って入ろうとした。

しかし容疑者の男がナイフを捨てろという命令を無視して相手の男性に襲いかかったため、警官5人が発砲し、男を射殺した。

ノーマン署長は記者会見で「人命が危険にさらされていた」「別の地域から来た警官が自ら行動して人命を救った」と強調した。

現場からはナイフ2本が回収された。2人のけんかは共和党大会とは無関係だったと当局は見ている。

コロンバス警察のエレイン・ブライアント署長によると、警官が発砲したのは共和党大会の周辺警備区域内で、コロンバス警察はこの区域に応援配備されていた。

ブライアント署長は、発砲した警官の一人が身に着けていたボディーカメラの映像も公開した。

映像の中の警官は、2人のけんかに気付いて即座に銃口を向け、ナイフを持つ男に武器を捨てろと叫びながら駆け寄っている。

容疑者が警官の方へ歩き出したように見えたところで、警官らが発砲して容疑者が倒れた。

警察がこの男を射殺したことに対しては、批判の声が噴出した。現場を目撃したという人からは、男性はナイフなど持っていなかったという証言もある。

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