FBI、トランプ氏の聴取試み 暗殺未遂捜査の一環

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銃撃直後に顔から血を流し、群衆に向かってこぶしを突き上げるトランプ氏/Evan Vucci/AP via CNN Newsource

銃撃直後に顔から血を流し、群衆に向かってこぶしを突き上げるトランプ氏/Evan Vucci/AP via CNN Newsource

(CNN) トランプ前米大統領の暗殺未遂事件の捜査で、連邦捜査局(FBI)が被害者の証言を得るためトランプ氏本人の聴取を試みていることが分かった。米当局者が明らかにした。トランプ氏は犯罪被害者に当たるため、聴取は通常の捜査の一環となる。

またFBIは25日の声明で、依然として銃弾の破片などの証拠を調べている状況だとしつつも、銃撃事件がトランプ氏の暗殺未遂であったとの当初の見解に変わりはないと明らかにした。事件は今月、ペンシルベニア州で行われたトランプ氏の集会で起きた。

FBIが出した声明は、24日に行われたレイ長官の議会証言に関する質問に答えたもの。レイ氏はこの時、トランプに命中したのが銃弾か、破片かについては依然「若干の疑問」が残ると証言していた。

トランプ氏の傷に関する疑問は政治的な反発を招いている。トランプ氏は「民主主義の身代わりになって銃弾を受けた」との認識を示し、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で議会証言を巡りレイ氏を攻撃した。

トランプ氏は「ガラスでも破片でもない。病院は『耳の銃創』と呼んでおり、それが正しい。かつて名声を誇ったFBIが米国の信頼を失ったのも不思議ではない」と投稿した。

下院司法委員会で24日に行われた証言では、トランプ氏の暗殺を試みた容疑者について新たな詳細が議員らに伝えられた。容疑者がノートパソコンでジョン・F・ケネディ元大統領銃撃の詳細情報を検索していたこと、トランプ氏の登壇のわずか2時間前に集会会場付近でドローン(無人機)を飛ばしていたことなどが明らかにされた。

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