友人の乳児1人を殺害・1人を虐待した容疑の女、検察は死刑求刑の意向 米
弁護士によると、バージー被告は両親とは何年も前からの知り合いで、幼い息子たちに起こったことに打ちひしがれているという。
告訴状によると、バージー被告は6月15日午後にアリくんと過ごし、アリくんのけがに気づいて両親に知らせたと話した。おむつには血が付着しており、性器が赤く腫れていたという。
アリくんには他にも引っかき傷やあざなどがあった。両親はけがとの関係を否定し、バージー被告から聞かされて初めてけがのことを知ったと話した。
バージー被告の弁護士は、けがは他人によって負ったものとする被告の主張についてコメントを控えた。
バージー被告が世話をし始めた数時間後に死亡
告訴状によると、両親は午後6時半ごろ、バージー被告にレオンくんを預け、アリくんを病院に連れて行った。
バージー被告は捜査官に対し、レオンくんがバウンサーにいる間に自身が眠ってしまい、起きてからほ乳瓶を取りにいったと話した。その際、レオンくんをバウンサーに固定しなかった。キッチンにいる間に叫び声が聞こえ、頭にコブができ、床に横たわっているレオンくんを発見したという。救急通報時にレオンくんがベビーベッドにいると話したのに対し、告訴状ではバウンサーについて言及している理由は不明。
検察は2人の子どもの負傷はバージー被告による虐待の結果だと主張している。
ペンシルベニア州の法律では、さまざまなケースで検察官が死刑を求刑することが認められている。被害者が法執行機関の職員や12歳未満の子ども、殺人事件の検察側の証人の場合などだ。
しかし同州では1999年以降、死刑執行は行われていない。
バージー被告は郡拘置所に勾留されており、来月の公判前協議を控えている。公判の日程は未定。