トランプ氏、体外受精の費用支援を提案 不妊治療への支持強調

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ウィスコンシン州での対話集会に臨んだトランプ氏(右)とT・ギャバード元下院議員/REUTERS

ウィスコンシン州での対話集会に臨んだトランプ氏(右)とT・ギャバード元下院議員/REUTERS

(CNN) 米共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領は29日、体外受精の費用を公的補助や保険で賄う考えを改めて強調した。ウィスコンシン州で開催した対話集会で述べた。

自身を不妊治療の擁護者と位置づけた形だが、過去に共和党議員からはこうした治療に対する強い反発の声が上がっていた。

体外受精を巡っては、南部アラバマ州の最高裁が今年、体外受精でできた受精卵を凍結保存した「凍結胚(はい)」を「子ども」とみなすと判断。これに対しトランプ氏は、体外受精を支持するコメントを発していた。

対話集会ではこの時のコメントを念頭に置き、「私は常々体外受精に反対の立場だと言われていたが、実際のところは大いに賛成だ。アラバマ州で判事が反対する判断を下したことに異議を唱え、非常に強力な声明を出した」と強調した。

対話集会の司会を務めたトゥルシー・ギャバード元下院議員は今週、トランプ氏への支持を表明。集会では体外受精によって妊娠した自身の経験について語った。

その上で体外受精は「困難な治療」であり、「極めて高額」との認識を示した。

これを受けてトランプ氏は、体外受精の費用を政府や保険会社が負担する仕組み作りに取り組む意向を表明。「この国で赤ちゃんを産んでもらいたい」と言い添えた。

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