米司法省、ハマス幹部ら6人を起訴 10月7日のテロ攻撃めぐり

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ガザ地区で人質となり死亡した米国系イスラエル人の男性の葬儀に参列する遺族ら/Gil Cohen-Magen/Reuters

ガザ地区で人質となり死亡した米国系イスラエル人の男性の葬儀に参列する遺族ら/Gil Cohen-Magen/Reuters

ワシントン(CNN) 米司法省が昨年10月7日のテロ攻撃に関してイスラム組織ハマスの幹部6人を起訴したことが分かった。3日に公開された刑事告訴状で明らかになった。

この起訴は、司法省がイスラエルでの攻撃の責任を問うために初めて取った刑事措置だ。

6人の被告は、パレスチナ自治区ガザ地区のハマスのリーダーで10月7日の攻撃を計画した1人であるヤヒヤ・シンワル氏を含むハマスの幹部らで、テロ容疑、米国人殺害の共謀、死者を出した大量破壊兵器使用の共謀など七つの罪に問われている。

数十年にわたるハマスのテロ行為を対象としたこの告発は、10月7日のイスラエルへの攻撃に一部焦点を当てている。

検察は当日の残忍な攻撃がどのように展開したかと被告らの関与について詳細に述べている。

告訴状は7日の攻撃が最も暴力的で大規模なテロ行為だったとしたうえで、「ハマスは早朝に2000人以上の武装戦闘員をイスラエル南部の農場や町に送り込み、1000人以上を虐殺、200人以上を誘拐した」と指摘している。

ハマスはこの虐殺のなかでイスラエル人女性に対するレイプや性器切除などの性的暴力も働いたとされる。

告訴状が提出された日付時点で殺害された人の中には少なくとも43人の米国民が含まれており、少なくとも10人の米国民が人質に取られたか行方不明となっているという。

検察は、起訴されたハマスの幹部らは大規模なテロ攻撃を呼びかけ、10月7日の攻撃を祝ったと述べている。

司法省当局者は3日、起訴状は当初今年2月1日に提出されたが、司法省が被告らを逮捕する機会があった場合に備えて非公開にされていたと説明した。

「ハニヤ氏の死とこの地域での最近の動向を受けて、この起訴を非公開にしておく必要はなくなった」という。

起訴されたハマス指導者のうち3人は死亡している。

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