ハンター・バイデン氏、一転有罪認める 税金に絡む連邦訴追で

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有罪を認めたハンター・バイデン氏/Matt Slocum/AP/File via CNN Newsource

有罪を認めたハンター・バイデン氏/Matt Slocum/AP/File via CNN Newsource

ロサンゼルス(CNN) バイデン米大統領の次男ハンター・バイデン氏は5日、ロサンゼルス連邦地裁に出廷し、脱税に関連する連邦訴追の罪状全9件について、これまでの主張から一転して有罪を認めた。当該の裁判はこの日から数週間にわたり審理が始まる予定で、陪審の選定も行われていた。

判事は量刑の言い渡しの期日を12月6日とした。ハンター氏は税逃れや不正な納税申告書の提出、税金未納などの罪で最大禁錮17年を言い渡される可能性がある。

さらに巨額の罰金も科されるとみられ、判事によればその額は最大で130万ドル(約1億8600万円)。

ハンター氏を巡っては、銃の不法購入・所持で訴えられた裁判でも有罪評決が下っている。

米大統領は有罪を恩赦する権限を持つが、父親のバイデン氏はこれまで、息子に有罪評決が出ても恩赦を与えない考えを繰り返し示唆。ホワイトハウスも5日、その立場を改めて確認した。

審理の後、ハンター氏の弁護士は記者団に対し、同氏について「今日は家族を第一に置いた。厳粛で愛情のこもった行動だった」と説明。自身の薬物依存や家族の機能不全も扱う今後の公判に関与することで、家族が不必要に傷つく事態を避けたとの認識を示した。

この結果はある意味でハンター氏を訴追したデービッド・ワイス特別検察官にとっての勝利となる。トランプ前大統領が任命したワイス氏は、銃の不法所持に関する罪でもハンター氏を訴追している。

5日夜の声明で、ワイス氏のチームはハンター氏が税に絡む犯罪で「有罪になった」と強調した。

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