ハリス氏、「2国家解決」支持を改めて表明 ガザ紛争について聞かれ

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ガザ上空に立ち上る爆発の煙をイスラエルとの境界側から見た様子=5月13日/Jack Guez/AFP/Getty Images/File

ガザ上空に立ち上る爆発の煙をイスラエルとの境界側から見た様子=5月13日/Jack Guez/AFP/Getty Images/File

(CNN) ハリス米副大統領は29日、CNNの単独インタビューで、イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区の「2国家解決」への支持を改めて表明した。

ハリス氏は「私はイスラエルの防衛と自衛能力に対し、明確に揺るぎなく積極的に関与している。それが変わることはない」と述べ、「人質の解放に関して合意しなければならない」とも語った。

イスラエルとハマスの戦闘はイスラエルが直面している最も困難な外交問題であり、昨年10月の戦闘開始以来、米国各地で多くの抗議活動を引き起こしている。

イスラエルのネタニヤフ首相と7月下旬に会談した後、ハリス氏は演説で、ガザの状況について「私たちはこの悲劇から目をそらすことはできない。苦しみに無感覚になることは許されない。そして私は沈黙しない」と力強く訴えた。

ハリス氏はバイデン大統領が当時、イスラエルに対する「確固たる支持」と「揺るぎない積極的関与」を繰り返し述べたことに同調した。一方でハリス氏はイスラエルには自国を守る権利があるとしながらも「どのように守るかが重要だ」と指摘した。

パレスチナ人の窮状と苦しみにハリス氏が示した共感は、バイデン氏が最近行った発言よりもはるかに強いものだった。ハリス氏はネタニヤフ氏にガザでの民間人の死、人道的状況、破壊について「深刻な懸念」だと伝えたことに2度言及した。

ハリス氏はハマスからイスラエル人の人質を解放することの必要性を強調した。しかし進行中の停戦協定について説明する際、捕虜交換のための人質やガザへの援助についてではなく、協定にはイスラエル軍が第1段階で人口密集地域から撤退し、ガザから「完全」撤退したうえで「敵対行為の永久的終結」を迎えることが規定されているという事実を指摘した。

ハリス氏は7月下旬に行われたネタニヤフ氏の議会演説を欠席した。

先週行われた民主党全国大会での演説では、パレスチナの人々が「尊厳、安全、自由、自己決定の権利を実現」できるよう呼びかけ、イスラエルとハマス間の停戦・人質交換協定への支持を改めて表明した。

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