米学校銃撃、14歳容疑者と父親が初出廷 罪状認否せず
手足に拘束具をつけられたコリン容疑者は聴聞の間、終始感情が高ぶっているようで、体を前後に揺らす様子も見られた。
発言の際には、所々声が途切れた。息子と同様、コリン容疑者も保釈を求めなかった。同容疑者には公選弁護人が付いた。
判事はコリン容疑者の最高刑について、禁錮180年を言い渡す可能性があると述べた。
出廷するコルト・グレイ容疑者の父親のコリン・グレイ容疑者/Brynn Anderson/Pool/Reuters
コリン容疑者の逮捕状によれば、同容疑者は「息子が自身や他者にとっての脅威であると認識しながら」、銃器を息子に与えたという。
法廷の傍聴席の最前列には、銃撃の犠牲者の遺族が座っていた。中には涙をぬぐう遺族もいた。
聴聞が終了した後、裁判所の外では地方検事が記者団に対し、コルト・グレイ容疑者に対して事件の負傷者に関連する新たな訴追が行われる見通しだと明らかにした。
当該の銃乱射事件は、学校で起きた事件としては今年で45件目。死者数は23年3月にテネシー州ナッシュビルの学校で6人が死亡した事件に次いで多かった。