旅客機同士が滑走路で接触、1機の尾翼が脱落 米アトランタ
(CNN) 米ジョージア州アトランタのハーツフィールドジャクソン国際空港で現地時間の10日午前、離陸しようとしていたデルタ航空の旅客機同士が接触した。
デルタ航空や米連邦航空局(FDA)によれば、デルタ航空295便(エアバスA350型機)の主翼の先端と、エンデバー航空が運航する5526便(デルタ空港のボンバルディアCRJ900型機)の尾翼が接触した。295便は東京行き、5526便は米ルイジアナ州ラファイエット行きだった。
けが人はなく、CRJ900の乗客はバスでターミナルに引き返した。空港の広報によれば、A350は自力でゲートまで移動して乗客を降ろした。
SNSにはCRJ900の垂直尾翼が折れて機体から外れた写真が投稿されている。管制官は「CRJの尾翼が丸ごと外れた」と伝えていた。
A350には乗客221人が、CRJには56人が搭乗していた。
FDAによると、事故があった滑走路と、周辺の複数の誘導路は閉鎖された。
FAAは事故の経緯を調査しており、デルタ航空は米国家運輸安全委員会(NTSB)などの調査に協力していると説明。機体はいずれもデルタ航空が空港内の整備用格納庫に移動させた。