NORAD、米アラスカ州付近でロシア軍機4機を探知 米陸軍兵士の現地派遣後

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7月、アラスカ州防空識別圏を飛ぶロシア軍機を米戦闘機がインターセプトした際の画像/Department of Defense/AP/File

7月、アラスカ州防空識別圏を飛ぶロシア軍機を米戦闘機がインターセプトした際の画像/Department of Defense/AP/File

(CNN) 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は23日、ロシアの軍用機4機がアラスカ州付近を飛行するのを探知したと発表した。約2週間前には米陸軍兵士が、「部隊防護作戦」の一環で同州に派遣されていた。背景にはロシアと中国による軍事演習の増加がある。

NORADの声明によれば、ロシア軍機はアラスカ州の「防空識別圏(ADIZ)」の国際空域にとどまって飛行し、米国やカナダの領空に侵入することはなかった。「ロシア軍機によるADIZ内でのこうした行動は定期的に発生しており、脅威とは見なしていない」という。

NORADは今月、アラスカ州近郊を飛行するロシア軍機を複数回インターセプトしている。

米陸軍は今月12日、予想されるロシア軍の演習に対抗して「即応性のある攻撃力」を誇示するため、第11空挺(くうてい)師団に所属する部隊をアラスカ州シェミア島に派遣した。この部隊は「アークティック・エンジェル」の愛称で知られ、通常はアラスカのエルメンドルフ・リチャードソン統合基地とフォート・ウェインライトに駐留している。

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