30年近く前の6歳女児の誘拐事件、DNA分析で容疑者特定 米アーカンソー州
(CNN) 米アーカンソー州西部で6歳の女の子が姿を消した30年近く前の事件に関連して、当局がDNAの証拠を通じ誘拐の容疑者を特定した。
モーガン・ニックさんは1995年6月9日の夜、田舎町アルマにある野球場の駐車場で誘拐された。アルマ警察署が明らかにした。
警察は容疑者の特徴や、運転していたとされる赤いトラックの詳細を把握していたという。
当局は同年、トラックを運転していたビリー・ジャック・リンクス容疑者を重要参考人に特定。同容疑者は数カ月後、子どもに対する性的な誘惑の容疑で逮捕された。
警察はニックさんの失踪についてリンクス容疑者に尋問するも釈放。警察の発表によれば、当時同容疑者はニックさんの誘拐のことは何も知らないと答え、その言葉には信憑(しんぴょう)性があったという。
アルマ警察の捜査員たちは他の法執行当局者と共に、数千時間を費やして捜査に当たった。寄せられた1万件以上の手掛かりを調べたとされるが、事件の解決には至らなかった。