ハリス氏、報道番組「60ミニッツ」に出演 主なポイント
(CNN) 11月に行われる米大統領選の民主党候補、ハリス副大統領は7日放送のCBSニュースの番組「60ミニッツ」のインタビューに答えた。自身の経済政策や民主党の国境安全対策、ロシアとウクライナの戦争などについて長時間にわたり厳しい質問を受けた。
ハリス氏はここまで、自身に比較的好意的なインタビュアーとの会見をよりターゲットを絞った聴衆に向けて行っている。
「60ミニッツ」とのインタビューでの主なポイントは以下の通り。
移民:バイデン政権の移民政策の手法について問われたハリス氏は、移民が「長期的な問題」だと主張。当局がもっと早く取り締まりを行うべきだったかどうかとの質問には回答を控えた。
ウクライナ:ハリス氏は、ロシアのプーチン大統領と二国間で会談するつもりはないと明言。プーチン氏との交渉によってウクライナでの戦争を終結に持ち込む考えを否定し、「ウクライナの将来はウクライナが決めなくてはならない」と述べた。
リズ・チェイニー氏:インタビューではハリス氏が先週ウィスコンシン州リポンで開催した選挙集会にも話が及んだ。リポンは共和党誕生の地とされている。集会には共和党前下院議員のリズ・チェイニー氏が登場し、ハリス氏への支持を表明した。ウィスコンシン州は大統領選の行方を左右する激戦州の一つ。
ウォルズ氏:民主党の副大統領候補、ティム・ウォルズ・ミネソタ州知事も話題に上った。過去の発言を巡り疑問の声を浴びる同氏は、ハリス氏からもう少し発言に注意を払うよう告げられたと明らかにしている。
トランプ氏:ハリス氏は、共和党大統領候補のトランプ前大統領が「60ミニッツ」のインタビュー出演を撤回したことを批判した。CBSのベテラン司会者、スコット・ペリー氏は番組の冒頭、トランプ陣営が当初フロリダ州にあるトランプ氏の自宅でのインタビューを予定に組み込みながらそれを撤回したと主張した。
「60ミニッツ」の視聴率は、米国の報道番組で最高の部類に入る。