「錯乱した」トランプ氏、無制限の権力求めている ハリス氏が警告
(CNN) 民主党の大統領候補ハリス副大統領は、大統領選での勝利の見通しをめぐる民主党の不安に応えて、共和党の大統領候補トランプ前大統領への非難を強めている。
ハリス氏は14日、ペンシルベニア州の大勢の聴衆を前に、トランプ氏は「不安定」で「錯乱」しており、「無制限の権力」を求めていると警告。残り21日の選挙活動に緊迫感をもたらした。
ハリス氏は「彼の集会を見て、彼の言葉に耳を傾けてほしい。彼は自分が何者であるか、大統領に選ばれたら何をするかを私たちに伝えている」と呼び掛けた。トランプ氏は13日に2期目の過激な性質を示唆。権威主義的な言説は恐ろしいレベルに達していた。
一方、民主党の副大統領候補ティム・ウォルズ氏はさらに踏み込み、トランプ氏が「内なる敵」と名付けた国内の敵に対して軍隊を使うという同氏の考えは、反逆罪にさえなり得るとほのめかした。
ハリス氏とチームは、トランプ氏の精神的適性と次の任期を務める能力についても強く疑問を呈し、バイデン大統領に対して何カ月にもわたり同様の非難を浴びせてきたトランプ氏と立場を逆転させた。