トランプ氏、国家情報長官にギャバード氏起用へ 元民主党下院議員

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元民主党下院議員のトゥルシ・ギャバード氏=米ネバダ州ラスベガス/Justin Sullivan/Getty Images

元民主党下院議員のトゥルシ・ギャバード氏=米ネバダ州ラスベガス/Justin Sullivan/Getty Images

(CNN) トランプ次期米大統領は13日、国家情報長官(DNI) に民主党の下院議員からトランプ氏支持者へ転じたトゥルシ・ギャバード氏を選出したと発表した。議会で人事の承認を巡る激しい論争が巻き起こるのは必至とみられる。

陸軍州兵の経歴を持つギャバード氏は2020年大統領選に民主党員として立候補したが指名獲得に至らなかった。22年に同党と決別後、今回の大統領選ではトランプ氏の陣営に参加。政権移行チームの一翼も担っている。

大統領選でのトランプ氏支持を表明した後は、共和党に加わる意向を明らかにしていた。

トランプ氏はDNIへの選出を発表する声明でギャバード氏を称賛。「トゥルシなら、恐れ知らずの精神を我が国の諜報(ちょうほう)部門に持ち込んでくれると理解している。その精神こそが彼女の輝かしいキャリアを決定づけてきた。彼女は合衆国憲法が定める権利を擁護し、力による平和を守るだろう」と期待を寄せた。

ギャバード氏は、9月に開かれたハリス副大統領との候補者討論会の準備でトランプ氏に協力してもいた。

ギャバード氏はまた、米国の外交方針と異なる立場を過去に取ってきたことで知られる。17年にシリアでアサド大統領と面会すると、19年にはアサド氏が「米国の敵ではない」と発言した。

22年初めにはロシアのプーチン大統領と同じ言説を繰り出し、同国によるウクライナ侵攻はロシア政府の責任によるものではないと主張。ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟の動きを巡って「ロシアが抱いた正当な安全保障上の懸念」をバイデン政権が認識できなかったことが原因だとの見解を示した。これは右派の一部が好んで用いる論法でもある。

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