男を逮捕、覚醒剤で覆われた衣服入りのスーツケース預けようとした疑い 米

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メタンフェタミンを染みこませた牛の着ぐるみ/ Us Department of Justice/handout/AFP/Getty Images

メタンフェタミンを染みこませた牛の着ぐるみ/ Us Department of Justice/handout/AFP/Getty Images

(CNN) 米連邦検察は26日、カリフォルニア州の男をロサンゼルス国際空港で逮捕したと発表した。男はオーストラリア行きの飛行機に搭乗する際、メタンフェタミンで覆われた32キロ以上の衣類が入ったスーツケース2個を預けようとした疑いがある。

訴状によると、この男は今月6日、ユナイテッド航空シドニー行きの便でピンクとグレーのスーツケース2個を預けた。

連邦検察の声明によると、荷物をX線検査した検査官が「不規則性」に気づき、詳しく検査したところ、硬く、白い粉で覆われた12点以上の淡色の衣類を発見した。これらの衣類からはメタンフェタミンの陽性反応が出たという。衣類の中にはフランネル生地の牛のつなぎもあった。

当局はスーツケースから1キロ以上のメタンフェタミンを押収した。

裁判所の記録によると、男は逮捕され、メタンフェタミンを流通させる目的で所持していた罪で起訴された。

衣服はメタンフェタミンで「洗濯」され、乾かされていた可能性が高いという。

メタンフェタミンは、プソイドエフェドリンのような風邪薬を主成分とする刺激薬。米司法省によると、塗料用シンナー、排水管洗浄剤、電池のリチウムなどを含む成分を使用して化学的に変化させて覚せい剤にする。

検察によると、男は1万ドル(約150万円)で保釈された。来月1日にロサンゼルスで罪状認否が行われる予定。

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