トランプ氏、ノートルダム大聖堂再開式で国際舞台に復帰 仏大統領らと会談
(CNN) 米国のトランプ次期大統領は7日、仏パリでノートルダム大聖堂の再開を記念する式典に出席し、マクロン仏大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領との3者会談などで国際舞台への復帰を果たした。
3者会談はマクロン氏が提案し、非公開で30分あまり続いた。
トランプ氏はウクライナでの戦争をただちに終結させると公約しているが、ウクライナ支援国の間では同氏がロシア寄りの停戦や和平を迫るのではないかとの懸念が指摘されている。
ゼレンスキー氏は終了後、SNSに「有益で実りある」会談だったと投稿。「我々はみんな、この戦争ができるだけ早く公正な形で終結することを望んでいる」「いつもながらトランプ大統領の決意は固い」と述べた。
マクロン氏は式典に先立ち、大統領官邸でトランプ氏を出迎え、固い握手を交わした。トランプ氏が自身の1期目政権での緊密な関係を振り返ると、マクロン氏はトランプ氏の訪問を「国民の大きな栄誉」と歓迎し、「お帰りなさい」と声を掛けた。
式典には、トランプ次期政権の要職に指名されている米起業家のイーロン・マスク氏も参列した。
トランプ氏は式典後、パリの英大使公邸で英王室のウィリアム皇太子とも面会した。
バイデン大統領の妻ジルさんも、バイデン氏が来月退任する前の最後の外国訪問として式典に出席した。ただし、大統領官邸への訪問や重要会合への出席は設定されなかった。
トランプ氏は、次期フランス大使に長女イバンカ氏の義父で不動産会社を経営するチャールズ・クシュナー氏を指名している。