バイデン大統領、退任演説 国民が米国の理念の「守り手」に
(CNN) バイデン米大統領は15日、大統領執務室で退任演説を行った。バイデン氏は演説を楽観的な調子で締めくくり、「この国が掲げる理念」を今も信じていると国民に語りかけた。
バイデン氏は歯止めの利かない権力と「テック産業の複合体」の脅威に警鐘を鳴らした。また、政権の成果を強調し、「私たちが一緒に成し遂げたことのすべての効果を感じるには時間がかかるだろう」と述べた。
バイデン氏は「米国民の皆さんへ。50年間にわたる公務を経て、皆さんに誓う。私は今でもこの国が掲げる理念を信じている。国家は制度の強さと国民の性格が重要であり、耐えなければならない」と語った。
バイデン氏は「寡頭政治」の拡大を警告し、後継者を暗に批判した。そして国民に対し、希望に満ちた国の展望を前進させるよう託して演説を締めくくった。
「今度は皆さんが守る番だ。皆さんが炎の守り手となるように。信念を持ち続けてほしい。私は米国を愛している。皆さんのことも愛している。すべての皆さんに神のご加護を。そして神が私たちの軍隊を守ってくれることを祈る。この栄誉に感謝する」(バイデン氏)