トランプ氏、独立機関による規制案に大統領府の審査義務付け 証券取引委員会など対象

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
首都ワシントンにあるホワイトハウス=1月24日/Al Drago/Bloomberg/Getty Images/File

首都ワシントンにあるホワイトハウス=1月24日/Al Drago/Bloomberg/Getty Images/File

(CNN) トランプ米大統領は18日、独立機関に対する大統領の管理と監督を厳格化する大統領令に署名した。すべての行政部門・機関は規制案をホワイトハウスに提出し審査を受けることを義務づけられる。

この大統領令には、「大統領による行政部門全体の監督と管理を確保することが行政部門の方針となる。さらに、いわゆる独立機関を含むすべての行政部門・機関は、連邦官報に掲載される前に、大統領府内の情報規制問題室(OIRA)にすべての重要規制措置の最終案を提出し審査を受けるものとする」と記されている。

ホワイトハウスのファクトシートによると、独立機関に例外はないが、連邦準備制度の金融政策機能には適用されない。

各機関は優先事項や戦略計画についてホワイトハウスと協議し、ホワイトハウスは行政管理予算局(OMB)と連携してパフォーマンス基準を設定。税金が適切に使われるよう配分を調整するという。

ホワイトハウスのファクトシートは、特に連邦取引委員会(FTC)、連邦通信委員会(FCC)、証券取引委員会(SEC)などの独立機関を名指しし、「大統領の監視なしに米国民に対して巨大な権力を行使している」と非難している。

進歩的な擁護団体パブリック・シチズンは、この動きを「違法」で「企業階級への巨大な贈り物」と批判している。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「トランプ大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]