トランプ氏、プーチン氏と月内にも会談か ウクライナ大統領批判も

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演説後に退席するトランプ米大統領=18日、米フロリダ州パームビーチの「マール・ア・ラーゴ」
/Roberto Schmidt/AFP/Getty Images

演説後に退席するトランプ米大統領=18日、米フロリダ州パームビーチの「マール・ア・ラーゴ」 /Roberto Schmidt/AFP/Getty Images

(CNN) 米国のトランプ大統領は18日、米フロリダ州の私邸「マール・ア・ラーゴ」で記者会見し、月内にもロシアのプーチン大統領と会談を行う可能性を示唆した。

トランプ氏は、「おそらく」今月末までにプーチン氏と会談すると述べた。トランプ氏とプーチン氏は先週、約1時間半にわたり電話会談を行っていた。トランプ氏はプーチン氏との会談はサウジアラビアで行われる可能性が高いと語った。

ウクライナ情勢をめぐっては18日にサウジで米ロの高官が協議を行っていた。トランプ氏の発言はこの協議から数時間後のことだった。サウジでの協議にはウクライナの代表者は参加していない。

ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアの最後通牒(つうちょう)には屈しない」と述べ、ウクライナが関与しない合意についてはすべて署名を拒否する考えを明らかにした。

トランプ氏はサウジで行われた米ロ高官による協議について「非常に良かった」と振り返り、ロシア側が「何かをしたがっている」と述べた。

トランプ氏はウクライナでの戦争をめぐり、ウクライナが開始したものだと誤った主張を行った。トランプ氏は「3年で終わらせるべきだった。始めなければよかった。取引することもできたはずだ」と述べた。トランプ氏は、ウクライナのためにほぼすべての土地を与えて誰も死ぬことのなかった取引ができたとも語った。

トランプ氏はウクライナでの選挙について、より前向きな姿勢を示した。ロシア側も、ウクライナで新たな選挙を実施するよう言及している。ウクライナでの選挙は現在実施が遅れているが、原因の一端はロシアの軍事侵攻のために設けられた戒厳令だ。

トランプ氏は、欧州諸国によるウクライナに駐留する「平和維持軍」について、米国は「全く反対しない」と述べた。欧州各国が軍を派遣するなら賛成するとしたうえで、「非常に遠く離れているため」米国は参加しないと示唆した。

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