メキシコ・カナダ関税、予定通り3月4日発動 対中国は10%上乗せ

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米国とカナダを結ぶアンバサダー橋=3日、ミシガン州デトロイト/Scott Olson/Getty Images

米国とカナダを結ぶアンバサダー橋=3日、ミシガン州デトロイト/Scott Olson/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は27日、メキシコとカナダからの輸入品に3月4日から25%の関税を課すと表明した。中国に対しても同日から10%の追加関税を課すとしている。

トランプ氏は「メキシコとカナダから依然として多くの麻薬が米国に流入しており、容認できない水準だ」と自身のSNSに投稿した。同氏は米国への不法移民や合成麻薬フェンタニルの流入を理由に、メキシコとカナダに関税を課すとしていた。

トランプ氏は投稿で「麻薬の流入が止まるか、大幅に少なくならない限り、両国に対する関税を予定通り3月4日に発動する」と説明した。

トランプ氏は先月、メキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課す意向を明らかにした。今月1日に両国と中国からの輸入品に新たに関税を課す大統領令に署名し、2月の発動を予定していた。その後トランプ氏はメキシコとカナダの首脳と会談し、両国への関税発動を3月4日に延期していた。

トランプ氏は26日に開いた初の閣議で、メキシコとカナダへの関税の発動を4月2日に再び延期すると表明していたが、方針を変更したとみられる。

対中国では米国は今月4日に10%の追加関税を発動したばかりで、来月4日からさらに10%上乗せする。

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