米、対ロシアのサイバー作戦停止 ロシアとの緊張緩和を模索

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米国がロシアに対するサイバー戦を停止したことがわかった/Saul Loeb/AFP/Getty Images/File

米国がロシアに対するサイバー戦を停止したことがわかった/Saul Loeb/AFP/Getty Images/File

(CNN) 米国がロシアに対するサイバー攻撃作戦の活動と計画を一時停止したことがわかった。米高官がCNNに明らかにした。

同高官によると、この停止は「大きな打撃」だという。そのような作戦の計画には特に時間と調査が必要なためだ。同高官はロシアに対するサイバー攻撃作戦の一時停止により、同国からのサイバー攻撃に対して米国の脆弱(ぜいじゃく)性が増すとの懸念を示す。ロシアは、米国の重要インフラを混乱させ、機密情報を収集できる強力なハッカー集団を擁している。

サイバー戦の攻守を担う米サイバー軍の活動と計画の一時停止は、トランプ政権がロシアとのより広範な緊張緩和を模索する中で決定された。

防衛当局の高官はCNNに対し、ヘグセス国防長官に言及しながら「作戦の安全保障上の懸念から、サイバー情報、計画、作戦についてはコメントも議論もしない。ヘグセス国防長官にとって、サイバー領域を含むすべての作戦における戦闘員の安全以上に優先するものはない」と語った。

サイバー軍によるロシア関連の計画停止については、ニュースメディア「ザ・レコード」が最初に報じた。

ロシアは、サイバー空間を米国に対する戦術的優位性の源泉とみなしている。米国の重要インフラに侵入し、選挙に影響を与えようと画策できるからだ。一方、米国の軍や諜報(ちょうほう)機関のハッカーは近年、ロシアのサイバー犯罪者や諜報員を標的とすることが増えている。

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