ウクライナへの武器供与と情報共有、完全に再開 米当局者
(CNN) 米国によるウクライナへの武器の供与と機密情報の共有が完全に再開したことがわかった。米当局者が明らかにした。サウジアラビアで11日に行われた米国とウクライナの代表団による協議のあと再開された。
当局者によれば、大砲の砲弾や対戦車兵器、高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」の弾薬が再びウクライナへ発送された。これらの一部はバイデン前政権の承認した支援策のものだった。こうした武器の発送は、ウクライナのゼレンスキー大統領と、米国のトランプ大統領、バンス副大統領がホワイトハウスで口論となった後、止められていた。
兵器の一部はウクライナに入る前に隣国のポーランドで保管されていた。ポーランド国防省高官は11日、SNSへの投稿で、ウクライナとの国境に近いジェシュフにあった兵器について、輸送が再開したと明らかにした。
当局者によれば、より複雑な兵器の保守や訓練、支援のためにウクライナに駐在している請負業者も業務を再開した。