トランプ氏、国家安全保障会議の高官を解任 極右活動家との会合後

ローラ・ルーマー氏=2024年9月、ペンシルベニア州フィラデルフィア/Eduardo Munoz/Reuters

ローラ・ルーマー氏=2024年9月、ペンシルベニア州フィラデルフィア/Eduardo Munoz/Reuters

(CNN) ホワイトハウスが2日、複数の政府高官を解任したことがわかった。この中には少なくとも3人の国家安全保障会議(NSC)の高官も含まれる。この動きに詳しい3人の情報筋がCNNに明らかにした。

解任に先立ち、極右活動家のローラ・ルーマー氏は2日に行われた会合でトランプ大統領に対し、NSCの複数の職員を忠誠に欠けるとして解任するよう求めていた。これにはNSC担当のアレックス・ウォン大統領副補佐官も含まれている。ルーマー氏はかつて9・11同時多発テロについて内部による犯行だと主張した人物。

情報筋の1人によれば、ルーマー氏は10人ほどの名簿を作成しており、同氏との会談が解任の直接の原因だという。ルーマー氏は昨秋に行われた大統領選でトランプ氏に影響を及ぼしていた。

トランプ氏は3日、エア・フォースワン(大統領専用機)内で記者団に対し、「我々はいつでも、好ましくない人や、職務を果たせないと思われる人、あるいは他の誰かに忠誠心を持っているかもしれない人を解任するつもりだ」と述べた。一方で、ルーマー氏は2日の解任には関与していないと述べたうえで、同氏を「とても優れた愛国者」とたたえた。

ウォン氏は2日に解任された人の中には含まれていなかったが、ホワイトハウスの関係者は3日、ウォン氏が同日にも解任される可能性があると示唆した。

ウォン氏は、ルーマー氏が特に標的とした補佐官のひとり。ルーマー氏はウォン氏についてトランプ氏への忠誠心を公に疑問視している。

解任された3人の高官は全員、過去数カ月の間に、ホワイトハウスの人事局による同じ審査プロセスを通過しており、審査にはトランプ氏の政策への忠誠心に関する質問も含まれていた。

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