「バフェット氏がトランプ氏の関税支持」の動画は虚偽、バークシャーが声明
(CNN) トランプ米大統領は4日、SNS上に、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が政権の関税計画を支持しているとの虚偽の主張を展開する動画を投稿した。トランプ政権の関税は米株式市場を直撃しており、景気後退(リセッション)入りの懸念が高まっている。
トランプ氏が自身のSNSに投稿した動画では、「トランプ氏は今月、株式市場を20%下落させたが、これは故意の措置だ」とのナレーションが流れ、「だからこそバフェット氏は先ほど、ここ50年あまりに見た中で最高の経済的な動きと評したのだ」と続く。
バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは、この主張を即座に否定した。
バークシャーは4日にCNBCに寄せた声明で、「(ツイッター、フェイスブック、TikTokを含む)SNS上で現在、バフェット氏が述べたとされるコメントに関する報道が出回っている。これらはすべて虚偽だ」と指摘した。
CNNはバークシャーにコメントを求めている。
トランプ氏は2日、ほぼ全ての国に対して最低10%の関税を課す方針を発表し、一部の主要貿易相手国にはさらに高い税率を適用すると明らかにした。この発表を受け世界の市場に衝撃が走り、各国の株価は急落。JPモルガンはトランプ氏の発表を踏まえ、2025年にリセッション入りするリスクを60%に引き上げた。
米国の第3の貿易相手国である中国は4日、全ての米国製品に10日から34%の報復関税を課すと表明。市場の動揺はさらに深まり、報復合戦による貿易戦争が拡大するリスクが高まっている。
バフェット氏は先月、CBSとのインタビューでトランプ氏の関税計画に批判的な姿勢を示し、「ある程度の戦争行為だ」と述べていた。