滑走路上の旅客機エンジンから出火、緊急脱出スライドで乗客避難 米フロリダ州
滑走路上で旅客機のエンジンから出火、緊急脱出スライドで乗客避難 米
ワシントン(CNN) 米フロリダ州のオーランド国際空港で21日、出発予定だったデルタ航空の旅客機のエンジン火災が発生した。乗客は緊急脱出スライドを使って滑走路上に避難。米連邦航空局(FAA)はこの火災について調査に乗り出した。
FAAとデルタ航空の発表によると、火災が起きたのはエアバスA330型機。ジョージア州アトランタに向かう予定でゲートを離れた直後に、2基のエンジンのうち1基から出火した。
ターミナルにいた乗客が携帯電話のカメラで撮影した映像には、同機の右エンジンから大きなオレンジ色の炎が上がる様子が映っている。
管制塔からの通報を受け、間もなく消防隊が到着した。
デルタ航空によると、同機は満員で、乗客282人が搭乗していた。
「同機の2基のエンジンのうち1基の排気管で炎が確認され、乗員が手順に従って乗客を避難させた」とデルタは説明。乗客の負傷は報告されていないとしている。
同航空は乗客が目的地へ向かう別の便を手配するとともに、機体の点検を行って出火原因を調べている。